Common Implant Issues

トラブルとセカンドオピニオン

再治療、トラブルにも対応

インプラントの再治療やトラブルの相談先としても当院をご利用いただけます。当院のモットーは「不安なくインプラントを使い続けられる治療」です。
インプラントのセカンドオピニオンをお探しの方も、実績が豊富な当院にご相談ください。ここからは、当院にご来院いただく患者様のよくある症例を3つご紹介します。

よくあるインプラントトラブルの理由と対処方法

実際、インプラント治療をした後にどんなトラブルがあるでしょうか。よくあるトラブルについて、その原因と対処方法をご紹介します。

インプラントトラブル例 ①

インプラント治療後の腫れや違和感

インプラント治療で外科手術を行った後、歯ぐきの粘膜が回復するまでに要する期間は約1~2週間です。その間に腫れや軽い出血、麻痺したような違和感があったとしても、基本的に心配する必要はありません。しかし、1~2週間が過ぎた後も症状が和らがず、炎症が続いている場合は、何らかのトラブルが発生している可能性があります。

考えられる原因 1 :メンテナンス不足で「インプラント周囲炎」を発症している

メンテナンス不足が原因で、インプラントの周辺が炎症を起こすことがあります。メンテナンスの基本は歯みがきですが、それだけでは完全に汚れを除去できません。
十分なケアを行うために、歯科医院で定期的にメンテナンスを受けましょう。歯科検診も同時に行えるため、炎症や虫歯などの早期発見・早期治療にもつながります。

防ぐ方法:治療後のメインテナンスを行う

インプラントを長く使い続けるためには、術後のケアが欠かせません。歯科医院では、患者様ごとに合った正しいブラッシングの方法をお伝えするほか、定期検診では専門的なメンテナンスをご提供しています。
せっかく埋入したインプラントが抜け落ちてしまわないように、歯科医院と二人三脚で正しいケアを行いましょう。

考えられる原因 2 :位置や角度・深度が合っていないため

インプラントは適切な位置・深さ・角度に埋入しなければなりません。歯科医院の技術不足が原因で適切に埋入できていない場合、周辺の歯が痛んだり、神経を損傷させたりする恐れがあります。

防ぐ方法:VT・ガイデッドサージェリーの使用

ガイデットサージェリーとは、事前にCTで撮影した情報をもとに、インプラントの埋入角度や深度を決めるシステムです。
コンピューターを使って血管や神経の位置を正確に把握し、マウスピース型のガイド(サージカルガイド)を使いながら、治療後にトラブルが起こりにくい位置・深さ・角度にインプラントを埋入できます。

インプラントトラブル例 ②

被せ物・アバットメント・インプラント体が取れた

何らかの原因により、取り付けたインプラントが取れたり、緩んだりすることがあります。
この場合は、再発防止に向けてトラブルの原因を探す必要があるため、取れたもの・抜けたものや、外れたパーツをお持ちのうえ速やかにご来院ください。

考えられる原因 1 :インプラントをした歯に、過度の負荷がかかっている

噛み合わせがあっていないために強く噛みすぎている、または歯ぎしりなどの摩擦で人工歯が欠けてしまったり、インプラントの位置や角度の不適合・インプラント周囲の骨吸収などによって、インプラントの被せ物と土台との接合部分が緩むことがあります。
接合部分が緩むと、被せ物がぐらついたり外れたりするだけでなく、インプラント自体にもダメージを与える可能性があるため注意が必要です。

対処方法:噛み合わせの調整、マウスピース治療

全体の咬み合わせを診るために、写真やレントゲンなどを撮影し確認します。バランスをみながら、インプラントの被せ物がズレている場合は、適正な状態になるように被せ物の調整や、反対の歯を削るなどして治療を行います。
調整だけでは十分ではない強い噛み癖や食いしばりがある場合は、マウスガードを作製して歯への負担を軽減しながら、ズレを修正していきます。

考えられる原因 2 :インプラント周囲炎になっている

インプラント治療後、歯磨きや、歯科医によるメンテナンスが不十分になると細菌が歯肉とインプラントの境目に侵入しインプラント歯周炎になってしまうことがあります。
インプラントの初期段階の炎症は、歯周病と同じく自覚症状がほとんどなく見逃してしまい、重篤なケースになると歯ぐきも痩せてしまい、インプラントを固定しつづけることが出来なくなります。
そして、フィクスチャー(人工歯根)が外れてしまった場合は、被せ物やアバットメント(土台)が外れてしまった時よりも深刻な状態といえます。

防ぐ方法:インプラント周囲炎を未然に防ぐために定期健診とメインテナンスの精度を上げる

定期的なメンテナンスが不足すると、インプラント周囲炎を発症しやすいことは先述したとおりです。しかし、それ以外にもインプラントにトラブルを引き起こさせる原因はあります。インプラント治療後には、定期的に咬み合わせや人工歯・アバットメント、歯ぐきの状態などの確認が必要です。これができるのは歯科医師だけなので、定期検診を欠かさずに受けながら、プロのケアとセルフケアを両立させましょう。

インプラントトラブル例 ③

インプラントを入れた後に噛みづらくなった

インプラント治療の直後に異常が見られなくても、数週間~数ヶ月後に咬み合わせの違和感が出る場合があります。
これは決して珍しいことではありません。

考えられる原因 :手術時の高さの調整不足

インプラントの上の被せ物の高さが、調整の段階で周りの歯よりも高くなっているケース、もしくは、低くなっているケースが考えられます。

防ぐ方法:上部構造の交換

高さの調整をし、それでも噛みにくい場合は上部構造のみを取り替えます。小さな違和感は放置せず、お手数ですがご連絡をお願い致します。噛み合わせくらい慣れれば問題ないと考える方もいるかもしれませんが、噛み合わせが合っていないことにより、さまざまなリスクを高めることがあります。

セカンドオピニオンについて

セカンドオピニオンとは

セカンドオピニオンとは、第二の意見を伝えてくれる医科・歯科のことです。治療や診断を受けた歯科医院とは別の歯科医院を受診することで、最初の診断が正しいのか、別の治療法はないのかなどを確かめられます。
最初に受けた診断とセカンドオピニオンの診断が一致していれば、安心して治療を受けられるでしょう。しかし、セカンドオピニオンが別の見解を示した場合は、治療計画を練り直すことをおすすめします。

セカンドオピニオンがインプラントに大切だと考える理由

インプラント治療には高度な技術が必要です。歯槽骨などの状態によっては治療が不可能な場合もあるため、検査も慎重に行わなければなりません。歯科用CTなどの機器を使わず、インプラント治療のGOサインを出す歯科医師は、精密な診断をしていない可能性があります。それに気付かぬまま治療を依頼すると、安全で正確なインプラント治療には期待できません。診断に少しでも不安や疑問があるならば、遠慮なくセカンドオピニオンに意見を求めましょう。
また、インプラント治療は保証内容も一般的な歯科治療と異なり、複雑です。適切な保障内容かどうかを確認したい場合も、セカンドオピニオンの利用をおすすめします。