X guide

X-Guide(エックスガイド)

ナビゲーションインプラントの最前線

X-Guide(エックスガイド)とは?

X-Guideとは、リアルタイム3Dナビゲーションシステムを活用し、インプラント埋入をより精密に行うことのできる最新技術です。日本国内で1%以下の導入率です。
歯科医が検査診断により決定したインプラント計画位置へ正しくインプラント体が埋入されるようにナビゲーションを行うことで、手術をより安全・安心に行うため歯科医のサポートが可能となります。医師の手の動きと連動し、誤差1mm以下の高精度なインプラント治療を実現します。
またまるでカーナビゲーションのように口腔内を走行するドリル位置を2つのカメラがとらえ、瞬時にモニターへと映し出すことで歯科医は術中に事前に計画したインプラントポジションと現在のドリル位置を比較しながら正確なインプラント埋入を行うことが可能となります。

X-Guideでインプラント治療が変わる4つのメリット

1

手術精度が大幅に向上

-1mm以下の誤差で埋入-

X-Guideは、リアルタイムの3Dナビゲーションを活用し、インプラントの埋入位置・角度・深さをミクロン単位でコントロールできます。従来のフリーハンド手術では、術者の経験や感覚に依存する部分がありましたが、X-Guideを使用することで、手術のばらつきを最小限に抑え、より計画通りの正確なインプラント埋入が可能となります。

2

神経・血管損傷のリスクを軽減し、より安全な施術を実現

従来のフリーハンドによるインプラント手術では、神経や血管の位置を慎重に考慮しながら手術を行う必要がありました。
X-Guideでは、CTデータを基にした精密な3Dナビゲーションにより、神経・血管の位置をリアルタイムで確認しながら手術ができるため、損傷リスクを大幅に軽減できます。
特に、下顎の大臼歯部や上顎洞付近のインプラント手術において、安全性の向上が期待できます。

3

手術時間の短縮 & 術後の負担軽減

-よりスムーズな埋入-

X-Guideを活用することで、手術中の位置確認や調整作業が最小限に抑えられ、手術時間が短縮されます。
また、計画通りの埋入が可能になることで、骨や歯肉への侵襲を最小限に抑え、術後の腫れや痛みが軽減される傾向にあります。
患者様にとって、手術の負担が少なく、より快適なインプラント治療が実現します。

4

骨が少ない方・難症例でも適用可能

-骨移植の必要性を減らすケースも-

インプラント治療では、骨量が十分でない場合、通常は骨移植(GBR・サイナスリフト等)が必要になることがあります。
しかし、X-Guideの高精度な埋入技術により、わずかな骨量でも最適な角度や位置を見極めながら埋入することが可能になり、骨移植を回避できるケースが増えます。
特に、骨量が少なくインプラントを断られた患者様にとって、X-Guideを活用することで治療の選択肢が広がる可能性があります。

X-Guideを使うと何が違う?

従来の手術との比較

項目 X-Guide 従来のフリーハンド手術
手術精度 誤差1mm以下 誤差が生じる可能性がある
安全性 ナビゲーションによるガイドあり すべて医師の感覚に依存
手術時間 短縮される 長くなることがある
適用範囲 骨が少ない方でも対応可能 骨移植が必要な場合が多い

X-Guideを使ったインプラント手術の流れ

  1. 1

    カウンセリング・事前検査

    気になられていること、ご希望のお口元のイメージ等ヒアリングさせていただき、徹底した事前診査を行います。

    CT撮影(3Dスキャン)
    患者様の口腔内を詳細に確認するため、CTスキャンを行います。
    これにより、骨の厚み・高さ・密度・神経・血管・上顎洞の位置を正確に把握します。

  2. 2

    X-Guideを用いたインプラント治療計画作成

    3Dシミュレーションで最適な位置を決定
    CTデータをもとに、X-Guideの専用ソフトウェアでインプラントの埋入位置・角度・深さを詳細にシミュレーションします。
    事前の計画をもとに、患者様に治療方針を説明させていただきます。

  3. 3

    X-Guideによるナビゲーション手術の実施

    X-Guideを用いた手術では、リアルタイムでの3Dガイドを活用しながらインプラント埋入を行います。

  4. 4

    手術後の経過観察とアフターケア

    インプラント手術後は、適切なケアと経過観察が必要です。

    術後の確認・痛み止めの処方
    手術後の腫れや痛みを抑えるため、抗生剤や痛み止めを処方します。

    定期的なチェック(1週間後・1ヶ月後)
    1週間後:抜糸と術後経過の確認
    1ヶ月後:インプラントの安定性を確認し、必要に応じて次の治療ステップを決定

    最終的な上部構造の装着(約3〜6ヶ月後)
    インプラントが骨としっかり結合した後、最終的な人工歯(上部構造)を装着します。噛み合わせを調整し、違和感なく噛めるか確認します。